久谷金山製の花柄カップ&ソーサー、陶器製で高級感あり。
この柄は、単なる模様ではなく、**高度な伝統技術(金襴手/赤絵金彩)によって描かれた格式高い吉祥文様(菊・唐草)**の組み合わせであり、美術工芸品として価値が高いです
1. 技法:金襴手(きんらんで)と赤絵金彩
このカップ&ソーサーは、以下の九谷焼の伝統的な高級技法が組み合わされています。
• 金襴手(きんらんで):
• 赤絵の素地全体に金彩を施す、非常に豪華な技法です。
• お持ちの作品は、白地に金色の絵付けが全体を覆っており、これは金襴手に通じる、非常に手間と技術を要する装飾であり、高評価の大きな要因となります。
• 赤絵金彩:
• カップに見られる朱色の濃淡と金彩の組み合わせは、九谷焼の代表的な様式の一つです。「赤絵金彩」と呼ばれる技法で、華やかさと格調の高さを表現しています。
2. 柄(文様):菊と唐草
使用されている柄は、日本で非常に縁起が良いとされる伝統的な文様です。
• 菊(きく):
• 日本の国花の一つであり、皇室の紋章にも使われる高貴な花です。
• 長寿、不老不死、厄除けの象徴とされ、格式高い贈り物や、ハレの日(祝い事)の器によく用いられます。
• 唐草(からくさ):
• 四方八方にツルが伸びていく様子から、**「繁栄」「長寿」「縁起の良さ」**を意味する吉祥文様です。
• 菊と組み合わせることで、**「末永い繁栄」**という非常に強い吉祥の意味合いを持ちます。
- デザイン: 花柄の金色装飾
- 素材: 陶器
- ソーサーのデザイン: 花柄の金色装飾
- 製造者: 久谷金山
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